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坂泰斗さんのオタクをしています

11/22〜11/29

またいつもの通り感想とか関係無いこととか。

本当は一つ一つ書いてもよかったんですけど、1週間怒涛の供給を受けながら走り抜けてしまったので、せっかくだしまとめて書いてみます。

 

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〜11/22 VAZZROCK LIVE2020〜

去年までとは比べ物にならないくらい振りが入ってて、あと髪型とか衣装もかなりキャラに寄ってたので、幻覚見やすくて助かる〜!と思いました。

衣装は実在の成人男性が着るということを鑑みて多少のアレンジが入ってたりするんですが、私の推してる4人は結構そのままのデザインで声優の皆さんの衣装に輸入されていて、遠目から見るとたまに本当に次元の境が溶けて無くなったみたいに見えました。毎度リアルナオ路線を追求して髪色を寄せてくれる笹くんは勿論、それ以外の皆さんもライトの色で髪色が原石たちのそれに見える瞬間があってかなり良かったな…

あんまり声優さんの外見に触れるのもどうなんだろうとは思うのでこれっきりにするんですけど、この日の坂さんはヘアメイクも衣装もスタイルも相まってさながらディズニープリンスでした。推しのビジュアルが良いと周りの他推しのオタクもえ!?やばくない!?みたいに言ってくれるので勝手に鼻高々になれて楽しいです。

 

初年度のバズライの時はあまりレッスンの時間が確保されなかったらしくて、笹くんなんかは2日でヒルイナの振り入れたとかいうヤバエピソード出してた気がするんですけど、今回とかどうだったんだろうな…

コロナ禍で難しい部分も沢山あったと思うんですが、やっぱり振りが多いと実際のステージを見てる錯覚を強めに感じられてありがたいなと思います。

ていうか告解の「貴方に跪きたい」で実際に跪いてみましょっか!って提案した人誰ですか?無事歩さんに正面で跪かれて死にました(フォロワーの歩さんのオタクもほぼ同じレーンにいたらしくて「狙い撃ちじゃんね…」と慄きました)


冒頭からJEWEL PRINCESSをお出しされたので、「絶対にオタクを叩きのめす」という意志の強さに笑ってしまった。「乱れてよ」のとこ、音源聴いた当初はロクダン夢女のフォロワーたち共々それはもう死屍累々といった有様だったんですけど、いざ現場で聴くと「私の推しアイドルの見せ場タイムだ〜〜〜〜〜!!!」という気持ちが強くなって楽しかったです。去年cRAZY nightが初出だった時も周りでバタバタオタクが死ぬのを見ながら「オッシャ!やったれやったれ!」みたいな気持ちでいたので、単純に好きなアイドルが強いと嬉しいんだろうなと思います。ROCK DOWN、最高〜〜〜〜〜!!!よっ!Kings of Moon!!!

 

Sky Color、CDで聴いた時は「好きだな〜…」くらいだったんですけど、今回は現実を何も上手くやりこなせなくて「こんな無能が楽しい思いばかりしていいのだろうか」と落ち込む気持ちを払拭できないままライブに臨んでいたので、2番冒頭の「ここからどこへ行こう 迷うことはないさ 光辿れば 明日を導く地図があるから」で優しく撫で付けるような歌い方をされたのが結構、結構滲みて、なんか勝手に救われたような気になってしまいました。
この後の「今は何も怖くないさ 君とならどこまでも 心惹かれ合うから」の掛け合いも好きです。私とVAZZROCKのイメソンにしたい(私とVAZZROCKのイメソン!?)

坂さんの、歩さんのこういう時の穏やかな歌い方は、どれだけ不安がギチギチに詰まって前が見えなくなってる時でも、もう一度深呼吸してよし頑張るか!と思う余白を作ってくれるような感覚になるので、いつもありがたいな〜と思いながら聴いています。これは元々ファンレに書こうと思った文章なんですけど、なんかコロナ第3波っぽいものが来ててまだしばらくは出せないのかな〜と思ったのでここに供養します。

 


挨拶で「原石の彼らも僕たちも皆さんに磨いてもらった」という旨の発言を聞くたびに(本当に何度も言ってもらいました)、今年就活に苦戦したり大学に行けなくて世間を呪ったり妬んだりした私が、こうして笑って席についていられるのはキャストの皆さんのおかげだから、よっぽど磨いてもらったのはこっちの方だよと思いました。これから先どれだけ自分を嫌いになったり惨めに思っても、大好きな人たちに宝石にしてもらったということだけはずっとずっと大事に覚えていたいです。

新情報発表。舞台化はなんとなく察してたものがあるので特に驚かなかったんですが、ちょうどライブを見ながら「この人たち越しに見るVAZZROCKが一番好きだな」としみじみ感じていたので、12人の魂のひとかけらでも他の人に預けるのはちょっと癪だな…と思ったり思わなかったりしました。でもフォロワーでめちゃくちゃ舞台化楽しみにしてた人たちが何人かいたので、その人たちのことを順番に思い浮かべてはよかったね〜〜〜〜〜!!!!!!!になりました。人には人のオタク活動。


最後に「ツキプロの曲です」と言われてDear Dreamer,が流れて、「ぁ、」とか「ぇ、」とかの手前のような、声にならない悲鳴をマスクの下で押し殺しながらペンライトを抱きしめていました。
ディアドリはこの子たちのこと大好きな人が書いたんだろうな…と思うくらい優しくて美しくて、バズロの子たちでも歌ってもらえたらな…とこっそり夢見たほど、大好きな曲です。

しかし私自身は正直、バズロ以外はキャラの名前と顔と設定と声帯と大まかなストーリーが一致するくらいでしかなくて、その程度の知識のオタクがまさかそんな夢を口にするわけにもいかなかったので、口に出さずとも叶う夢ってあるんだな…と呆然としながら泣き崩れていました。ずっと会いたかった好きなアイドルに会いにきて、ずっと聴きたかったけど諦めてた曲が聴けるってなかなか無い幸せなんじゃないかな。


何回目かの「君と」で歩さんが指差してくれて嬉しかった。なんか泣きまくってあんまりステージ見てなかったけどそこは偶然見てて、本能的に「アイドルに見つけてもらいたい」「見つけてくれるアイドルを好きでいたい」という気持ちがあったので見つけてもらえて嬉しかったです。

(ちょっとややこしいんですけど、この場合の「見つける」は私という個人を認識してほしいのではなくて「貴方を応援している人を貴方自身が見つけて、自分が与えたもの・自分が今そこに立っていることの価値を感じてほしい」
「それが伝わる瞬間がわかると応援している側は嬉しいから『見つけた』というサインを出してほしい」という気持ちが近い気がします)

本当に立花歩さんというアイドルが大好きです。

 


バズロ版のディアドリ音源が出ると発表されたのもめちゃくちゃ嬉しかったんですけど、5月はちょっと普通に待ち切れないので最近はSOARA版の音源を買って毎日聴いています。「手にするより大事なことを 互いに願いつづけたい」という歌詞をなぞりながら、ずっとVAZZROCKの12人を好きでいたいなと噛み締め続けています。

 

終演後は、仲の良いオタクたちみんなで同じ宿を取っていたのでひとつの部屋に集まって、各々好き勝手にものを食いながらバズロの曲を爆音で流したりライブの感想レポをし合ったり、私がキャスト写真を見て暴れるのを見守って貰ったりしました。修学旅行みたいで楽しかったです。

あと就活でずっと暗髪だから、エクステつけて久々に髪に派手な色入れられてめちゃくちゃ楽しかった。

水色と黄色に近いオレンジだったからフォロワーに「グロロ女!(アイドルマスターSideMのGLORIOUS RO@Dという曲の衣装のカラーリングだから)」と呼ばれて微妙な顔したりしました。服もちょっと気合入れていつもより華やかなシルエットのもの着ました。

現場の時だけは好き勝手できるので、日常生活では不相応だからと切り捨てないといけないような髪とか服とかも思う存分出来て嬉しかったです。

 


〜11/25 いつぼく〜

サクナヒメ実況回。開始直後の「この(散らかった)部屋見てなんも思わないの?」に対する「いっそ落ち着きすら感じる」だとか、ハンガーかけなよと言われたのに対する「だってどうせ着るじゃん…」とかに逐一「いやマジでそれなんよ…」みたいなダメな共感をしてしまって嫌だな。市川さんが言ってくること全部私が妹に言われてることで、初っ端から耳痛ぇ〜と思いながら見ました。

(12/2 追記:本日投稿されたおまけ動画で坂さんがめちゃくちゃ服畳むの綺麗だったので、一緒にしてすんませんでした…という謝罪を追加しておきます)


もうなんか最近は面白そうなゲームがいろんな媒体で出てるので、オーバークックとフォールガイズとサクナヒメはどれがSwitchでどれがプレステかまるでわかってないんですけど、わからないなりに楽しそうだな〜やりたいな〜と思えるものが増えてきて、いいことだなと思ってます。


サクナヒメやるの楽しみだから攻略とか情報とか全部見ないようにしてた!と言う割にアクション操作が上手すぎて絶対やってるだろ!と言われてたの面白かったです。私はアクションゲームの上手い下手はあまりわからない方ですが、あそこまで無駄の無い動きで戦われると、アケゲーの大会で表彰されたレベルと言ってたのも頷けるなと思いました。
(余談ですが、これの話をアケゲーガチ勢のフォロワーにした時に、名前出してないのに「ガンスリ?」と一発で当てられて怖ぇ〜〜〜〜と思いました)


肥溜から肥料持ってくる時に、ピョンピョン操作してるの見て「これ飛び散るじゃん」みたいに言ってたの、ちょいちょい発想が小学生だなと思いました

 

〜11/29 マクベス

有名なシェイクスピアの四大悲劇ですが、私は読んだことが無いため、己の教養の無さをやや恥じながら参戦しました。でも知らない方が絶対のめりこめたなと思う内容だったので結果的には良かったです。

私は坂さんの正統派に力強くて真っ直ぐで、いつも正しさの中に生きていそうだと思わされる声が好きなのですが、マルカムがまさしくそれで良かった。今回やった役の中で一番好きです。

でもダンカン王みたいな歳を重ねた深みのある低音も、フォアレ以来だったのでヨッシャ!となりながら聞きました。

マルカムは声の中に人の道を守る正しさとそれに対する説得力があるので、最後3人の魔女に出会う場面で終わって、悲劇の再来が仄めかされるのがめちゃくちゃ心折れました。主人公が闇堕ちする時みたいな絶望感がある…

 

終わった後はしばらく立てなくて、余韻で視界も足元も朧げなまま物販列に並んでパンフと台本のセットを買いました。毎回なんかこういう台本とかっているかな?見ても多分そんなわかんないよな…と思うんですけど、表現の渦に飲まれた後の処理しきれない感覚を少しでも覚えておきたくて買ってる気がします。列が長くて、ここの人みんな同じ気持ちなんかなとぼんやり思って幸せになってました。

 

夜の部開演が19時で、昼の部が終わったのが15時前だったのでかなり時間があって、普段はあまり来ないアルパの方まで見て回ったりしました。上京してきてからサンシャインシティはそこそこ通ってるけど、ガチャガチャの森とかアニメガとかあったの初めて知れて楽しかったです。足痛くなるまで歩いた。

 

夜の部は2階席の最前列でした。
昼の部始まる時にはツイッターに「セットめっちゃ怖い」みたいなこと書いたくらい、正面から押し寄せるような世界観の圧を感じていたんですが、2階席からだと「世界ごと眺めてる感」が強くて、観る位置だけでもう全然見え方違うんだなと感じました。

鑑賞中も目の前の手摺り(これ結構低くて怖かった)と舞台上に広がる物語の世界との遠近感が狂って見える瞬間があって、正気失ったらそのまま当てられて近付いて落ちてっちゃいそうだなと思いました。

あと昼よりやや手前にいたからか演者が少し見えやすくて、3人の魔女のどれを推しの人が演じているのかは夜で初めてわかりました。口元が見えるまでどれかわからないのは「この人ならどんな声でも出るから」という信頼でもあるんでしょうね。


夜の部のカーテンコール後に、豊永さんが「こんなご時世の中、足を運んでくださって拍手をくださって」といった感じのご挨拶をされていて、なんかオタクの方こそ、こんな稽古一つするのも大変な時期にめちゃくちゃ位置取りとか移動とかややこしい劇をこんな凄いクオリティでやってくださって、もうほんと頭が上がりませんよぉ…と思いながらずっと拍手していました。
だって物販で買った台本見たら、立ち位置の番号も18番とかまであるし、それに加えて椅子とか別の立ち位置とかがアルファベットのZまであるんですもん…Zっていったらもうアルファベット全部じゃんね。
好きなアイドルが一度「ダンスの立ち位置ド忘れした時はとりあえず空いてるとこに行く」って言ってて、その時は適当だな〜と思って結構笑ったんですけど、いざ実際にどれだけややこしいかとか見ちゃうとそりゃそうだよな〜としか言えなくなってしまいます。ありがたいな本当に。


昼の部を観てる時はただただ圧倒されていたのですが、夜の部のほぼ終盤、それこそ豊永さんのマクベスが獣になり始めたあたりにふと「これだけの熱量と引力で引き込んでくるなら、こちらも飛ばされずにそれについていくくらいの力が欲しいな」と思いました。圧倒されるのももうなんかギタンギタンになっちゃってそれはそれで楽しいんですけど、もっと食らいついてしっかり見つめられたらきっと更に楽しいから、ちゃんと体力付けたいな…「朗読劇は体力がいる」という意味を初めてちゃんと知りました。

 


予定の擦り合わせミスって泊まるとこが無くなったので、終演後は干からびるほど暖房の効いたネカフェでラムネを飲みながらパンフや台本を読み返したり、漫画を漁ったり感想を検索しながら過ごしました。私は酒であまり酔えないので、代わりにこうして余韻を引き伸ばしながら、ズルズル現実とお芝居との境目を滲ませてたゆたうことでなんとか精神を整えてやっていけてる気がします。

 

自分のことも、自分が好きな人たちのこともどうなるかわからないような状況だけど、気付けば今年も残りあと1ヶ月だし、どれだけしんどくてもこれからもちゃんと頑張れるように、頂いた気持ちを大事にしてなんとかやっていこうと思いました。

今年も沢山楽しい思い出をくれてありがとうございました。来年も楽しく応援したいな〜!